2015年11月25日水曜日

2015年 秋田県能代沖 寒鰤釣行[柳 賢太郎]

 毎年11月~12月は寒鰤を狙うために秋田県能代には東北各県からアングラーが押し寄せる。宮城県に住む私もその中の1人。

 今年の傾向としては例年より2℃ほど高い水温で推移していたが、1122日現在は16℃と例年並みか若干高いレベルまで落ち着いてきた。
高水温の為なのか、今年は23kgのサイズが多く、この時期多く見られる67kgサイズが少ない。ブリと呼ばれる8kgオーバーは良い日でも船中13本とまだ本格的シーズンとは言えない状況。

この日もアベレージサイズの23kgの猛攻に悩まされつつも、中層の反応に上手くアジャストさせていたアングラーは68kgクラスを釣っていた。




アングラー 太田様
鉄ジグ カレントライダー220gシルバーホロにて 8kgオーバー

大型のブリは群れの下にいると言われることが多いが、中層~表層に大型が集中する日もある。広いレンジをしっかり攻め、その日のアベレージサイズオーバーがどの層でヒットしやすいかを見極めたアングラーが寒鰤を手にしている。

12月は出船率がさらに低くなるが、チャンスがあれば秋田県、山形県の寒鰤を狙いに釣行を重ねたいと思います。

当日のタックル

NATUREBOYS IRONRANGE
IRNB-663QD
ステラSW8000HG

IRNB-663ND
ソルティガZ6000GT


2015年11月20日金曜日

ナイトジギング・太刀カップ[秦 京子]

沼津のプロショップ、ベインズさん主催の『ナイトジギング・太刀カップ』に岩崎さん、山本さん、下中さん、庵原さん、松塚さんのネイチャーボーイズチームで参戦してまいりました!
大会前までの沼津沖タチウオの状況は、かな〜り厳しい状況だったようで。。
皆、覚悟じみた表情をしながら乗船。いや、ほら、大会は釣果よりも楽しんだもの勝ちですから・・・。

千本浜沖・水深60m前後のポイントに到着しアンカーを降ろして競技スタート。今回は祥運丸さんにお世話になりました。するといきなり岩崎さんフォールでキャッチ!ジグはスイムライダーショート125gアルミシルバー。船中所々でもロッドが曲がり始め、私もフォールで早速キャッチ。ジグはスイムライダーショート80g。

お、おや?
つ、釣れるぞ(笑)


ジグを落とすたびになんらかのアタリがあり、厳しい状況を予想していた頭を慌てて切り替え!



しかし、タチウオの活性の高い時はリーダーカットのリスクも高まります。
船中ではこの状況でリーダーカットされてしまった方を見かけましたが、デビルラインを先糸に使用していたメンバーはカットされることなく着々と数を伸ばしていきます。



フォールでかけきれなかった場合はバイトのあった層から少し落としスローに巻いて来るとガツンとヒット。ヒットゾーンは水深30mから上だったり、ベタ底だったりコロコロと変わるので、ヒットパターンにとらわれず、フォールスピードも変えながら釣っていきました。ちなみにジグカラーはこの時はあんまり関係ない様子。



年に1度の駿河湾夜タチウオなので、、何が正解なのかとかは正直わからないのですが、
船の真下の影に落とし込むとあまりアタリが無く、なるべくライトの当たっている明るいエリアにキャストしてカーブフォール気味に落としていくとバイトが拾えました。



と、この様に好調だった序盤ですが、
後半になるとウソの様にパッタリアタリが消滅してしまい、
ぽっつりぽっつりの拾い釣りでトータル17尾でストップフィッシング。当船のトップは25尾。
後半の釣れない時間帯にいかにバイトを拾うかで差が出ました。



実は今回、比較の為に私はあえて先糸にデビルラインを使用せずフロロリーダーのみにし、デビルラインを使用していたメンバーと釣果の差が出るかどうか試していたのですが、たまたま私はリーダーに少々傷がついた程度で切られることはなかったものの(内心ハラハラでしたが笑)、釣果ではデビルライン(ホワイトデビル)を使用していた岩崎さんに2本差で敗北(涙)


私の腕が未熟だという事ももちろんありますが、先糸にデビルラインを使用する事によって食いが落ちるという事は無いというのをここでまた再確認。あの短い時合いの時間帯に万が一リーダーカットされていたらもっと差は離されていたと思います。



さて、静浦港に帰り検量!1本の最大魚の重量で競います。
私は最大317g。そして優勝は600g越えで、今年も入賞にかすりもせず終了しました(笑)
最多キャッチ数はなんと54尾!(え!?驚)
別船に乗船していたゲスト参加のパパさんはなんと46本もキャッチしたそうです!
入賞した皆様おめでとうございました。



大会後の豚汁は安定の美味しさ!

参加者の皆様、雨の中お疲れさまでした。
そして、大会を運営されたスタッフの皆様、船頭の皆様、ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いします!(^^)

ヒットジグ:スイムライダーショート80g(ピンクホロ→ゴールドピンク・ブルーピンク)・スピンライダー65g(ピンクヘッド→オールピンクホロ)/アクセサリー:鉄腕スプリットリング・鉄腕スーパーSUSスイベル

デビルラインで東京湾太刀魚![秦 京子]



先日、ビッグオーシャンスタッフ岩崎さんと、『長浦 こなや丸』さんより太刀魚に行ってきました!

6時に出船し、観音崎方面へ向かいます。

移動中に20lbフロロリーダーの先にデビルライン5号30lbをセット。(2〜30cm)
フロロとの接続は電車結びでOKです!


結ぶ時にはフロロの結びコブとデビルラインの結びコブをじわじわ近づけながら
ゆっくり締め込んで、お互いの結びコブがくっ付いた状態でしっかり締め込んでください。
ここだけ気をつければ、船上でも楽にシステムが組めます(^^)




後は、デビルラインの先にスイベルをつけるのですが、これもユニノットでOK!
強度を保ちながら、ナイロンラインの様なしなやかさなので非常に扱いやすく
且つルアーの動きも損ないません(^^)





さていよいよ実釣開始。
最初は観音崎沖50mから開始です。ジグはスイムライダーショート145g。
(いつもタチウオで使う定番色のブルーピンクの上からピンクを塗り重ね、パープルピンクにしてみました)


50mとはいえ流れが速いので一気にジグが流されますが、
この様な状況でも重いジグをしっかりシャクれるパワーを持つテストロッドを使用させていただきました。


しかし、なかなか型がでず、すぐに走水寄りの75〜80mポイントに移動。
ここで、数回フォールバイトを得ますが中々かけきれません。
反応は出ているようでしばらくこの場で粘りますが、
それでもまだ、船中型が出ないのでちょっと不穏な空気・・・(汗)

がしかし!
そんな空気はもうタチウオでは慣れっこなのです!(笑)

昨日はめちゃめちゃ釣れてても翌日パッタリ釣れなくなるなんて当たり前のタチウオなので
その辺の不安を背中にヒシヒシ感じながらも、
やはり一度味わうとやめられないタチウオの引きを妄想しながらしゃくり続けます。

すると突然船は焦ったように別のポイントに急行!

どうやら僚船より情報が入ったようで、他船も一緒にナブラでも追いかけるように同じ方向へ向かいます。
新たなポイントは猿島手前の50〜60mのポイント。

船長の指示棚を早めにネチっネチっと丁寧にしゃくってるとガツンっ!
バレないように、一定の速度でじっくり巻き上げます。
抵抗するタチウオの引きと潮の流れもあってなかなかの重量感でした。



岩崎さんはフックにティンセルを装着してキャッチ!



釣れるタチウオはとにかく型が良く、他の方々も大きくロッドを曲げていました。
その後もポツポツ追加し、早めワンピッチ・フォール・早いフォールからの高速タダ巻き等、早い動きに反応があり、釣れたカラーは私は全てブルーピンクをパープルピンクに変えたものでした。



PEの高切れはありましたが、デビルラインをカットされる事は無く、
ホワイトデビルとブラックデビルとでは今回はホワイトデビルの方がアタリが多かったです。(天気は快晴でした!)
大切なジグのロスト防止に、デビルラインを是非使ってみてください。



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船宿:長浦 こなや丸

ヒットルアー:スイムライダーショート 145g(ブルーピンクをパープルピンクに変えたもの)
ファイティングリーダー:デビルライン ホワイト5号30lb、ブラック5号30lb
アクセサリー:鉄腕 スーパーSUSスイベル・鉄腕 スプリットリング
ロッド:テストロッド
ウェア:SWファンクション ビブ Mサイズ・インフレーターダブルライフベスト ブラック・サンバイザー

2015年11月5日木曜日

北海道上ノ国の寒鰤[お客様]

北海道北見市の釣具店 つり具の店オホーツク店長 津志田様より釣果情報を頂きました。


113日(小潮)
ポイントは北海道道南 日本海側に位置する上ノ国周辺。
この日のアベレージサイズは34kgクラスがコンスタントに釣れる中、56kgの良型が混じる状況。
船中7名 10kgOVERのブリは1本のみ。




ブリ12.05kg(血抜き後陸上計測)
アングラー津志田様
鉄ジグ カレントライダー180g レッドマスクゴールドにて
ロッドはティップの柔らかいネイチャーボーイズ IRONBOW622を選択。ジグを跳ね上げないよう反発を抑えたティップを活かし、入力を抑えたワンピッチジャークにてのHIT。この組み合わせにすると、明らかに良型のHITが多くなったとのことでした。


114日(小潮)
2日目も船中10kgオーバーは1本のみだったが、やはりカレントライダーを使用していた同船のアングラーがHIT


ブリ11.7kg(血抜き後陸上計測)
アングラー井上様
鉄ジグ カレントライダー180g シルバーホロ
RODIRONWHIP IWNB-622
井上様も極力ラインスラックを出さない入力を抑えたワンピッチにてヒット。
ボトムにいるメインベイトのオオナゴを意識したそうです。


津志田様より、鉛より比重の軽い鉄ジグはよりナチュラルに誘え、ルアーを見切る賢い大型ブリに効果的だったというお言葉を頂きました。特に波動を押さえたカレントライダーは、遊泳力の弱いオオナゴがメインベイトとなる状況で効果的とのことです。

2015年11月2日月曜日

宮城県江ノ島沖 10kgOVERの鰤を狙って [千葉勝彦]

201510月 宮城県江ノ島沖 10kgOVERの鰤を狙って[千葉勝彦]

 私の住む宮城県は6月~11月と長い期間に渡り青物が狙える。その中でも東北人の憧れは、やはり10kgを越える戻り鰤。その戻り鰤が狙える代表的なポイントのひとつとして、通称「北」と呼ばれる女川江ノ島沖周辺海域がある。

このポイントは「一発大物狙い」というイメージが先行し、確かに数が釣れる印象はあまりない。しかし過去には7kg~10kgの良型が爆発し、その中には13kg級も上がるなどのフィーバーが何度か見られた。爆発するカギはやはりベイト。10月前半はイワシやサバ、イカ類を捕食している固体が多く、10月後半からのサンマには大型のブリが付きやすい。

今年は10kgオーバーの鰤の実績が高い10月に週1ペースで4回通うことが出来た。
今シーズンは、NatureBoysから待望のロングロッド「IRONRANGE」が発売となり、私も早速IRNB-663NDNATURAL DRIVE”を導入。
実際使ってみると、6.6ftというレングスを感じさせない軽快さとジグへの入力の際にはティップが十分に入り名前通りナチュラルにしゃくり上げることで警戒心の高い大型ブリにうってつけなアクションだと感じた。また鉄ジグとの相性が抜群でストレスなくワンピッチジャークを刻むことが出来た。

今年の女川周辺のアベレージサイズは45kg程で我々がブリと呼ぶ8kgオーバーにはなかなか出会わない。それでも10月上旬 鮎川港から出船のはま丸さんにて7.5kgという良型ワラサにめぐり合うことが出来た。HITジグは実績の高いスイムライダー180g ナクイグローでの釣果だった。



 このエリアはパラシュートアンカーで船を流すスタイルが主流。釣座によっては船下に糸が若干入り込む状況になる。IRONRANGEは、レングスを活かしジグを遠投し優位な着底地点へジグを送り込むことが出来、釣座が不利でも何度も助けられる場面があった。

10/12には、雄勝のSWガイド魚心さんでサイズはMAX6kgに留まったが、8本というこのエリアでは珍しく数を伸ばすことに成功。狙いはあくまでも10kgと言いたいところではあるが、コンディションの良い6kgクラスはやはり嬉しいものである。





10月下旬にはSWガイド魚心の伊藤船長が9.2kg(血抜き後陸上計測)という見事なブリサイズを上げており、11月に入ってもまだまだ期待が持てそう。



カレントライダー180g ナクイグロー


既にサンマは確認出来ているが、11月にはもっと纏まった数のサンマがこのエリアに入ってくる可能性が高い。日本海も良くなるシーズンではあるが、まだまだ東北太平洋側も見逃せない!!

タックル
IRNB-663NDNATURAL DRIVE”
STELLA14000XG

ジグ
スイムライダー180

スイムバード130170