2015年12月17日木曜日

波崎沖ブリ・ワラサ上昇中! [中島 勝則]

ブリ、ワラサが北上中の波崎~常磐沖、ヒラマサの10kg オーバーも釣れたとのことで、急遽12/15()に波崎征海丸さんに行ってきた。



当日は予報より風が強くウネリも大きいが次第におさまってくるとのことだ。

7時にポイントの大根に到着して釣り開始となる。一流し目からサンパクサイズだが船中ポツポツ釣れた。今日は調子がいいと思われたが、その後パタリと当たりは止まってしまった。





私は終盤にカレントライダー150gピンクマスクでワラサ2本をヒットさせることができた。


カレントライダーは魚が口を使わない時に有効なジグだと思う。操作性が良くとても扱いやすいジグだ。最近の私のジギングでは最も出番の多いジグになった。

この海域も水温が例年より高いので、まだまだ年明けまで楽しめそうである。

ロッド:IRONWHIP‐613
ジグ:カレントライダー150g(ピンクマスク)


2015年12月7日月曜日

Bluefintuna in Adriatic Sea[Overseascustomer ]

イタリアのモニター Michele Meggiolaro様の友人よりレポートをいただきました!
12月5日、北風が強く吹き波立つアドリア海で、35-40kgのマグロをキャッチしていただきました。

ヒットルアーは、サーフィッシュポローニア220F(アピールピンク)。
風が強く波立つ条件でもシングルフックにしっかりとフッキングしたとのことです。



5th December 2015 – Adriatic Sea
Here we go again, in the North of Adriatic Sea, for a late autumn Bluefin tuna hunt with friends.
It was a classical “December” day: cold, 5° C temperature, constant wind from North and choppy water.
We found the fish almost immediately, but they were quite hard to reach: they were single fish feeding slowly on surface with no real explosions or bursts. Fish were very shy, and the choppy water didn’t help to identify the fish on topwater. Seagulls have been extremely helpfull in those conditions.
I gave my Surfish Paulownia 220F (pink-silver colour) to my friend Capt. Marco “B&C” Mancinelli that first had a strike on a bluefin that didn’t remain hooked, and after few minutes had a another beautiful topwater attack from a tuna: a nice and healthy fish in the 35-40 kg range that has been safely released back to the water.




Nice work Marco ! The Paulownia 220F confirms its skill in catching Bluefin tunas even in windy and choppy conditions, even with single hooks setup !



2015年11月25日水曜日

2015年 秋田県能代沖 寒鰤釣行[柳 賢太郎]

 毎年11月~12月は寒鰤を狙うために秋田県能代には東北各県からアングラーが押し寄せる。宮城県に住む私もその中の1人。

 今年の傾向としては例年より2℃ほど高い水温で推移していたが、1122日現在は16℃と例年並みか若干高いレベルまで落ち着いてきた。
高水温の為なのか、今年は23kgのサイズが多く、この時期多く見られる67kgサイズが少ない。ブリと呼ばれる8kgオーバーは良い日でも船中13本とまだ本格的シーズンとは言えない状況。

この日もアベレージサイズの23kgの猛攻に悩まされつつも、中層の反応に上手くアジャストさせていたアングラーは68kgクラスを釣っていた。




アングラー 太田様
鉄ジグ カレントライダー220gシルバーホロにて 8kgオーバー

大型のブリは群れの下にいると言われることが多いが、中層~表層に大型が集中する日もある。広いレンジをしっかり攻め、その日のアベレージサイズオーバーがどの層でヒットしやすいかを見極めたアングラーが寒鰤を手にしている。

12月は出船率がさらに低くなるが、チャンスがあれば秋田県、山形県の寒鰤を狙いに釣行を重ねたいと思います。

当日のタックル

NATUREBOYS IRONRANGE
IRNB-663QD
ステラSW8000HG

IRNB-663ND
ソルティガZ6000GT


2015年11月20日金曜日

ナイトジギング・太刀カップ[秦 京子]

沼津のプロショップ、ベインズさん主催の『ナイトジギング・太刀カップ』に岩崎さん、山本さん、下中さん、庵原さん、松塚さんのネイチャーボーイズチームで参戦してまいりました!
大会前までの沼津沖タチウオの状況は、かな〜り厳しい状況だったようで。。
皆、覚悟じみた表情をしながら乗船。いや、ほら、大会は釣果よりも楽しんだもの勝ちですから・・・。

千本浜沖・水深60m前後のポイントに到着しアンカーを降ろして競技スタート。今回は祥運丸さんにお世話になりました。するといきなり岩崎さんフォールでキャッチ!ジグはスイムライダーショート125gアルミシルバー。船中所々でもロッドが曲がり始め、私もフォールで早速キャッチ。ジグはスイムライダーショート80g。

お、おや?
つ、釣れるぞ(笑)


ジグを落とすたびになんらかのアタリがあり、厳しい状況を予想していた頭を慌てて切り替え!



しかし、タチウオの活性の高い時はリーダーカットのリスクも高まります。
船中ではこの状況でリーダーカットされてしまった方を見かけましたが、デビルラインを先糸に使用していたメンバーはカットされることなく着々と数を伸ばしていきます。



フォールでかけきれなかった場合はバイトのあった層から少し落としスローに巻いて来るとガツンとヒット。ヒットゾーンは水深30mから上だったり、ベタ底だったりコロコロと変わるので、ヒットパターンにとらわれず、フォールスピードも変えながら釣っていきました。ちなみにジグカラーはこの時はあんまり関係ない様子。



年に1度の駿河湾夜タチウオなので、、何が正解なのかとかは正直わからないのですが、
船の真下の影に落とし込むとあまりアタリが無く、なるべくライトの当たっている明るいエリアにキャストしてカーブフォール気味に落としていくとバイトが拾えました。



と、この様に好調だった序盤ですが、
後半になるとウソの様にパッタリアタリが消滅してしまい、
ぽっつりぽっつりの拾い釣りでトータル17尾でストップフィッシング。当船のトップは25尾。
後半の釣れない時間帯にいかにバイトを拾うかで差が出ました。



実は今回、比較の為に私はあえて先糸にデビルラインを使用せずフロロリーダーのみにし、デビルラインを使用していたメンバーと釣果の差が出るかどうか試していたのですが、たまたま私はリーダーに少々傷がついた程度で切られることはなかったものの(内心ハラハラでしたが笑)、釣果ではデビルライン(ホワイトデビル)を使用していた岩崎さんに2本差で敗北(涙)


私の腕が未熟だという事ももちろんありますが、先糸にデビルラインを使用する事によって食いが落ちるという事は無いというのをここでまた再確認。あの短い時合いの時間帯に万が一リーダーカットされていたらもっと差は離されていたと思います。



さて、静浦港に帰り検量!1本の最大魚の重量で競います。
私は最大317g。そして優勝は600g越えで、今年も入賞にかすりもせず終了しました(笑)
最多キャッチ数はなんと54尾!(え!?驚)
別船に乗船していたゲスト参加のパパさんはなんと46本もキャッチしたそうです!
入賞した皆様おめでとうございました。



大会後の豚汁は安定の美味しさ!

参加者の皆様、雨の中お疲れさまでした。
そして、大会を運営されたスタッフの皆様、船頭の皆様、ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いします!(^^)

ヒットジグ:スイムライダーショート80g(ピンクホロ→ゴールドピンク・ブルーピンク)・スピンライダー65g(ピンクヘッド→オールピンクホロ)/アクセサリー:鉄腕スプリットリング・鉄腕スーパーSUSスイベル

デビルラインで東京湾太刀魚![秦 京子]



先日、ビッグオーシャンスタッフ岩崎さんと、『長浦 こなや丸』さんより太刀魚に行ってきました!

6時に出船し、観音崎方面へ向かいます。

移動中に20lbフロロリーダーの先にデビルライン5号30lbをセット。(2〜30cm)
フロロとの接続は電車結びでOKです!


結ぶ時にはフロロの結びコブとデビルラインの結びコブをじわじわ近づけながら
ゆっくり締め込んで、お互いの結びコブがくっ付いた状態でしっかり締め込んでください。
ここだけ気をつければ、船上でも楽にシステムが組めます(^^)




後は、デビルラインの先にスイベルをつけるのですが、これもユニノットでOK!
強度を保ちながら、ナイロンラインの様なしなやかさなので非常に扱いやすく
且つルアーの動きも損ないません(^^)





さていよいよ実釣開始。
最初は観音崎沖50mから開始です。ジグはスイムライダーショート145g。
(いつもタチウオで使う定番色のブルーピンクの上からピンクを塗り重ね、パープルピンクにしてみました)


50mとはいえ流れが速いので一気にジグが流されますが、
この様な状況でも重いジグをしっかりシャクれるパワーを持つテストロッドを使用させていただきました。


しかし、なかなか型がでず、すぐに走水寄りの75〜80mポイントに移動。
ここで、数回フォールバイトを得ますが中々かけきれません。
反応は出ているようでしばらくこの場で粘りますが、
それでもまだ、船中型が出ないのでちょっと不穏な空気・・・(汗)

がしかし!
そんな空気はもうタチウオでは慣れっこなのです!(笑)

昨日はめちゃめちゃ釣れてても翌日パッタリ釣れなくなるなんて当たり前のタチウオなので
その辺の不安を背中にヒシヒシ感じながらも、
やはり一度味わうとやめられないタチウオの引きを妄想しながらしゃくり続けます。

すると突然船は焦ったように別のポイントに急行!

どうやら僚船より情報が入ったようで、他船も一緒にナブラでも追いかけるように同じ方向へ向かいます。
新たなポイントは猿島手前の50〜60mのポイント。

船長の指示棚を早めにネチっネチっと丁寧にしゃくってるとガツンっ!
バレないように、一定の速度でじっくり巻き上げます。
抵抗するタチウオの引きと潮の流れもあってなかなかの重量感でした。



岩崎さんはフックにティンセルを装着してキャッチ!



釣れるタチウオはとにかく型が良く、他の方々も大きくロッドを曲げていました。
その後もポツポツ追加し、早めワンピッチ・フォール・早いフォールからの高速タダ巻き等、早い動きに反応があり、釣れたカラーは私は全てブルーピンクをパープルピンクに変えたものでした。



PEの高切れはありましたが、デビルラインをカットされる事は無く、
ホワイトデビルとブラックデビルとでは今回はホワイトデビルの方がアタリが多かったです。(天気は快晴でした!)
大切なジグのロスト防止に、デビルラインを是非使ってみてください。



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船宿:長浦 こなや丸

ヒットルアー:スイムライダーショート 145g(ブルーピンクをパープルピンクに変えたもの)
ファイティングリーダー:デビルライン ホワイト5号30lb、ブラック5号30lb
アクセサリー:鉄腕 スーパーSUSスイベル・鉄腕 スプリットリング
ロッド:テストロッド
ウェア:SWファンクション ビブ Mサイズ・インフレーターダブルライフベスト ブラック・サンバイザー

2015年11月5日木曜日

北海道上ノ国の寒鰤[お客様]

北海道北見市の釣具店 つり具の店オホーツク店長 津志田様より釣果情報を頂きました。


113日(小潮)
ポイントは北海道道南 日本海側に位置する上ノ国周辺。
この日のアベレージサイズは34kgクラスがコンスタントに釣れる中、56kgの良型が混じる状況。
船中7名 10kgOVERのブリは1本のみ。




ブリ12.05kg(血抜き後陸上計測)
アングラー津志田様
鉄ジグ カレントライダー180g レッドマスクゴールドにて
ロッドはティップの柔らかいネイチャーボーイズ IRONBOW622を選択。ジグを跳ね上げないよう反発を抑えたティップを活かし、入力を抑えたワンピッチジャークにてのHIT。この組み合わせにすると、明らかに良型のHITが多くなったとのことでした。


114日(小潮)
2日目も船中10kgオーバーは1本のみだったが、やはりカレントライダーを使用していた同船のアングラーがHIT


ブリ11.7kg(血抜き後陸上計測)
アングラー井上様
鉄ジグ カレントライダー180g シルバーホロ
RODIRONWHIP IWNB-622
井上様も極力ラインスラックを出さない入力を抑えたワンピッチにてヒット。
ボトムにいるメインベイトのオオナゴを意識したそうです。


津志田様より、鉛より比重の軽い鉄ジグはよりナチュラルに誘え、ルアーを見切る賢い大型ブリに効果的だったというお言葉を頂きました。特に波動を押さえたカレントライダーは、遊泳力の弱いオオナゴがメインベイトとなる状況で効果的とのことです。

2015年11月2日月曜日

宮城県江ノ島沖 10kgOVERの鰤を狙って [千葉勝彦]

201510月 宮城県江ノ島沖 10kgOVERの鰤を狙って[千葉勝彦]

 私の住む宮城県は6月~11月と長い期間に渡り青物が狙える。その中でも東北人の憧れは、やはり10kgを越える戻り鰤。その戻り鰤が狙える代表的なポイントのひとつとして、通称「北」と呼ばれる女川江ノ島沖周辺海域がある。

このポイントは「一発大物狙い」というイメージが先行し、確かに数が釣れる印象はあまりない。しかし過去には7kg~10kgの良型が爆発し、その中には13kg級も上がるなどのフィーバーが何度か見られた。爆発するカギはやはりベイト。10月前半はイワシやサバ、イカ類を捕食している固体が多く、10月後半からのサンマには大型のブリが付きやすい。

今年は10kgオーバーの鰤の実績が高い10月に週1ペースで4回通うことが出来た。
今シーズンは、NatureBoysから待望のロングロッド「IRONRANGE」が発売となり、私も早速IRNB-663NDNATURAL DRIVE”を導入。
実際使ってみると、6.6ftというレングスを感じさせない軽快さとジグへの入力の際にはティップが十分に入り名前通りナチュラルにしゃくり上げることで警戒心の高い大型ブリにうってつけなアクションだと感じた。また鉄ジグとの相性が抜群でストレスなくワンピッチジャークを刻むことが出来た。

今年の女川周辺のアベレージサイズは45kg程で我々がブリと呼ぶ8kgオーバーにはなかなか出会わない。それでも10月上旬 鮎川港から出船のはま丸さんにて7.5kgという良型ワラサにめぐり合うことが出来た。HITジグは実績の高いスイムライダー180g ナクイグローでの釣果だった。



 このエリアはパラシュートアンカーで船を流すスタイルが主流。釣座によっては船下に糸が若干入り込む状況になる。IRONRANGEは、レングスを活かしジグを遠投し優位な着底地点へジグを送り込むことが出来、釣座が不利でも何度も助けられる場面があった。

10/12には、雄勝のSWガイド魚心さんでサイズはMAX6kgに留まったが、8本というこのエリアでは珍しく数を伸ばすことに成功。狙いはあくまでも10kgと言いたいところではあるが、コンディションの良い6kgクラスはやはり嬉しいものである。





10月下旬にはSWガイド魚心の伊藤船長が9.2kg(血抜き後陸上計測)という見事なブリサイズを上げており、11月に入ってもまだまだ期待が持てそう。



カレントライダー180g ナクイグロー


既にサンマは確認出来ているが、11月にはもっと纏まった数のサンマがこのエリアに入ってくる可能性が高い。日本海も良くなるシーズンではあるが、まだまだ東北太平洋側も見逃せない!!

タックル
IRNB-663NDNATURAL DRIVE”
STELLA14000XG

ジグ
スイムライダー180

スイムバード130170




2015年10月31日土曜日

八丈島のシャローゲーム [柳 賢太郎]

2015521日/522

今年は春先より水温の上昇が遅れていた八丈島周辺。
5月GWからは水温も安定していたが、例年より低い水温で定位し比較的浅い水深のポイントでカンパチが活性しているとのことだった。
パパ大津留氏より事前に小岩戸岬沖を中心とする水深2050mと浅いシャローエリアを中心に攻めるプランを伝えられていた。

近年カンパチといえばスローピッチというイメージも否めない。
私も東北の青物や根魚を相手に状況に応じてスローピッチスタイルでの釣りも選択している。

しかし、パパのストロングスタイルをリスペクトする私は、この日の為にPE8号 リーダー170lbのヘビータックルを用意し、根擦れによるラインブレイクのリスクが付き纏うシャローのカンパチに万全の準備をして挑んだ。

1日目
ポイント到着し、勢寿丸の船長から告げられた水深は25m。目の前には小岩戸岬が悠然と構えている。


カレントライダー220gのプロトタイプを軽くキャスト。潮に乗せて沈め、斜め前方の軌道にコントロールする。着底しロングストロークでジグを横方向にスライドさせるワンピッチにて状況を探る。

早速パパにバイトが連発。ベイトタックルによるショートのワンピッチでヒットに持ち込んでいた。小型のカンパチではあったがこの魚が私にとって大きなヒントとなる。

ロッドのふり幅を狭くし、ラインスラックを少なめにコントロールし横方向のスライド幅を抑え気味にしゃくると一発で答えが返ってきた。
上がってきたのは6kgほどのカンパチ。PE8号リーダー170lbでも食ってきてくれることが分かった。


その後は、パパもしっかりとサイズアップ。
シャローエリアを広範囲に攻めるためスピニングタックルに持ち替えてのヒット。ジグはカレントライダー180g。8kgはありそうな魚体。





私も直後にカレントライダー180gピンクヘッドへチェンジ。ジグを潮流にのせてフワリフワリとカレントライダーが得意とするホバーリングアクションを取り入れながら誘うと中層で引っ手繰られる。水深は約20m。ハイドラグかつIRONBOWが得意とするリフティング力でロッドをしっかり曲げこみトルクで難なく浮かせる。浅いので勝負はあっという間だ。
パパのカンパチと一緒に記念撮影。


船上計測で約10kg程のカンパチ。久しぶりの10kg級のカンパチに喜びもひとしおだが、理想は高く目指すは20kgオーバー。

その後もパパと2人、試行錯誤しながら大型カンパチを狙うが、カンパチの他ヒラマサも含めコンスタントにヒットは得られたものの最大は10kg弱といったところで1日目は終了。






カンパチとしては決して大型ではないが、小岩戸特有の早い潮流、そしてリスキーなシャローゲーム。ラインが出せないスリリングなファイト。ストロングスタイルの醍醐味を味わい、ジギングの楽しさを再実感することとなった。






2日目
この日は、夜明け前からの出船。途中、朝日が次第に昇り、八丈島の美しい夜明けを見ることが出来た。みんなこの風景を写真に収めるべくスマートフォンを手にするが、私の頭はカンパチで一杯。朝日を楽しむ余裕なんてなかった。



まだ薄暗い中、ポイント到着。潮は緩いが動いてはいる。
待ちに待った投入の合図。昨日の疲れ、筋肉痛を心地よく思いながらジャークを繰り返す。

完全に日が昇り周囲も明るくなった頃に待望のジグを引ったくる目の覚めるバイトが私のIRONBOWを曲げる。潮に流され、ラインも水深以上に出してからの着底。ラインスラックを回収してからの2シャクリ目のヒット。ボトムスレスレのヒットであった。
「ジジッ」とドラグが滑るがハイドラグの設定の為それ以上は出ない。パパのアドバイスを思い出し、少しでも巻いてカンパチの頭の向きを変える。あとはIRONBOWのトルクを活かし徐々にカンパチを浮かせる。



上がってきたのは10kgクラスのカンパチ。
大ドモでプロトロッドの最終チェックをしていた山本氏も回収した瞬間に中層でヒット。
その魚も10kgを越える魚体であった。



朝の内はシャローエリアのキャスティングゲームの開拓をすべく、トップウォータープラグをキャストし続けていたパパ。その後ジギングタックルを手にし、すぐに追いつくかの様に、即座に10kgクラスのカンパチを手にするところは流石である。




外房エリアや近海ブリ、ヒラマサを想定しているプロトロッド「IRONRANGE」(8月発売済み)の最終チェックを進める山本氏も、仮想外房といったキャスト&ジャークで中層のヒラマサをキャッチ。
シャープなロッドながらジグを過度に跳ね上げすぎないティップは、カレントライダーとの組み合わせも抜群だ。



その後パパが良型カンパチや嬉しい外道である大型ハガツオを手にする。明日はイベントが控えている為、この日は午前中に上がる予定。

最後の一流しと決め、2日間を通して少し深めの35m~50mのブレイクを狙う。
ミヨシで仮想外房春マサを意識し中層に浮いた魚に照準を合わせて攻めていた山本氏に最大クラスの魚がヒット。それを見ながら中層までシャクッていた私のジグも引ったくられる!激しく流れる中層の潮に乗って泳ぐカンパチは2日間を通して最大のファイト。
IRONBOW IBNB-595のトルク、そしてヘビータックルの優位性を活かしグイグイ寄せる。浮いてきたのはやはり10kgクラスの良型カンパチ。
より中層でゆっくり見せるためにセレクトしたカレントライダー150gレッドマスクゴールドでのヒットだった。



近海ブリ、ヒラマサを想定しているプロトロッド「IRONRANGE」(8月発売済み)で掛けた山本氏は一進一退の攻防が続いている。しかし、その細身で反発力のあるブランクスからは想像できないパワーで浮かせた魚は2日間を通して最大のカンパチ。



船上計測で13kgオーバー。同じくカレントライダー150gで仕留めた魚だった。
IRONRANGEの想定しているターゲットではないカンパチだが、IRONRANGEの性能を証明できる1本であったことはは間違いない。




難易度が高いと言われる八丈島。私自身5回目となる八丈釣行で一番魚を出せた2日間だった。パパの推奨する太糸でのジギングは、「掛けた魚は必ず獲る」「獲れなければ掛けるな」というポリシーから来るもの。魚の活性が低く食いの立たない状況でも糸の太さを理由に細糸にしたりはしない。ブレないパパのスタイルである。

私自身は状況に応じてラインの太さを変える釣人だが、今回PE8号のジギングを経験し、太糸だから食わないという概念は消えた。太糸だからこその食わせる為の工夫があり、それが答えとなって帰ってきてくれたときは、とても嬉しかった。
また、ジギングを始める切欠となった「強いタックルで強い魚と力一杯、全力で対峙したい」という淡い思い。

どんなジャンルの釣りでもストロングスタイルに憧れが強かったあの頃。
そんな昔、描いていた思いが蘇ってくる釣行だった。

使用タックル(柳)
シャロー用
IRONBOW IBNB-604
STELLA SW18000HG
YGK PE8
Seaguar フロロリーダー170lb

ディープ用
IRONBOW IBNB-595
SALTIGA Z6500EXP
RPS18000S
YGK PE5
YGK フロロリーダー100lb+170lb

リギング関連
Fishing Fighters
鉄腕スーパーSUSBBスイベル#4
鉄腕スプリットリング#7.5
鉄腕WDソリットリング#5.0
DEVIL LINEBlack Devil)50  2本拠り


ジグ
NatureBoys
鉄ジグ
カレントライダー
150
180
224gプロト(220gとして7月に発売済み)


フック

がまかつ バーチカルヘビー#7/0