2011年10月29日土曜日

シンガポールでワークショップ  [和田信一郎]




9月末から10月上旬にかけ、「パパ大津留さん」をゲストに
「ワークショップ!ジャパニーズジギングスタイル」
と銘打ったセミナーをシンガポールとマレーシアで開催しました。

近年この地域はジギングが盛んになり、日本のジギングスタイルに大変興味を持っています。
今回はシンガポールのプロショップ「KAISER」さんとの協力で、
シンガポール・マレーシア(クワラルンプール)の2ヶ所でセミナー、
そしてマレーシアのロンピンでの釣りと、
シンガポールから車で数百キロを5日間で移動する強行軍を敢行しました。

先ずは、セミナー風景から。


映像を使い、パパさんがジャパニーズスタイルを解りやすく解説しました。 


セミナー終了後に地元釣り雑誌の取材を兼ねてマレーシア、ロンピンでジギングを。

ロンピン港


スパニッシュマッカレル


地元のイワシ加工船


世界へ広がれ!ワールドプロレスリング!?

         じゃなくてジャパニーズジギングスタイル!!

2011年10月28日金曜日

ブリコ ー 秋の東京湾  [窪田浩行]

毎度お世話になっている徳永さん操船のバスメイトさん号で、
秋のシーバスを探りに行ってきました。
勿論、使うのはブリコ!

「バカバカ入れ喰いだろう!」 の予想が見事に外れ、非常に渋い一日でした。
しかし、ブリコは結果を出してくれます。



ドシャローの岩棚から引きずり出したナイスサイズの一匹です。
このポイントでは7バイトありましたが、スーパーに浅いためラインブレイク多発。
とてもスリリングなポイントでした。





食いが悪いため様々なポイントを攻めることができ、逆に良い勉強になりました。
穴打ちの練習をもっとしなくちゃな!? と反省。





釣行日2週間ほど前の水温が下がり始めは、とても良い状況が続いたそうです。
今後、安定してくれば良い日がまた訪れそうです。

2011年10月21日金曜日

宮城 女川沖の大鰤!  [柳賢太郎]




           
 ホームグラウンドの金華山女川沖。
船宿は、毎度お馴染みの田代島のはま丸さん。
今回は、乗り合い6名での出船、3名は山形県からの遠征組だ。

「大物の実績が乏しい」と言われていたホームの宮城県沿岸・・・。
しかし、ここ12年、船宿さんのポイント開拓、アングラーのレベルアップから
10㎏クラスの鰤が狙える海域となった。
とは言っても、確実な10OVER「大鰤」の実績は、片手で数えられる程度。
それだけ貴重な「大鰤」が10月に入り、なんと2本も出た!
はま丸と同じくこの「金華山女川沖」をホームグラウンドとし、
開拓を進めてきた柏丸さんだ。


109日 13.5



 1012日 13.6㎏ 恐らく宮城県レコード
※スイムライダー135g フィッシャーマン南仙台店別注「東北∞ベイト」にて





まだ、この大鰤たちが居てくれるのか?!
ラインシステムを入念に確認し、ドラグ設定も慎重に行う。

乗合なので自己紹介を済まし、AM600出船。
まずは、準備体操代わりに金華山灯台前にてスタートフィッシング。
23㎏のイナダがポツポツ。
直ぐに見切り、本日のメインポイントの女川沖へ。

水深4080m。
スイムバード220g、ピンクホロにて大鰤のバイトをひたすら待つ。
女川沖に到着し約30分後、突然、私のロッドを絞り込むビッグバイトが!!
フッキング後、凄い勢いで走りだし唸りを上げるドラグ音。
時折感じる青物特有の首振り感、私にとっては「規格外の引き」

「船長!鰤だよ!しかもデカい!!」

船長「みんな上げて!」

私の真顔で相当デカいと感じてくれたのか、オマツリ防止の為、
私以外のジグを全て上げさせてくれた。

走りが止まり、そして首振り、ようやく反撃開始。10M程は上げただろうか。
すると、3度目のラン。
それに耐えていると、無残にもテンションが抜ける。

無情のフックアウト・・・・

「デカかった・・」とは言っても、バラした釣人の大袈裟な話としか思ってもらえない。
魚を見ることの出来ないバラシに心底がっかり、自分の未熟さを感じた。


再び、ジギングを開始。
私のスイムライダー180gにて74㎝のヒラメがHIT。




その後、ミヨシの高橋氏に大鰤と思われるビッグバイトがあったが、ラインブレイク。
しかし、気を取り直した高橋氏のスイムライダー200gにワラサがHIT




私は、スイムライダー230g ピンクグローへチェンジし、大鰤一本に狙いを定めるものの
心の中では一日一回あるかどうかのビッグチャンスを逃したことで意気消沈してた。
体は、あの魚がHITしたときのジャークパターンを繰り返す。
すると、ボトム付近でバイト! フッキングが決まる。

先程の「企画外」には及ばないものの、中々のファイト。
上がってきたのは、


10㎏ジャスト!


「バラシ」を引きずっている私としては、何とも言えない魚だ。
「これが10㎏ならさっきのはいったい?!」と、より先程のバラシを悔やんだ。

しかし、私にとっては初の「太平洋側での10OVER
ずっとここ3年、ずっと狙っていたホームでの「大鰤」
心情は微妙ではあったが、この日のジャークパターンに自身が持てた。


その後、同様のパターンを続けると、再び私にHIT
すぐに鰤クラスと確信出来るファーストラン。
上がってきたのは、鰤・全長101㎝ 10.5㎏ 


ヒットルアーは同じくスイムライダー230g ピンクグロー


連続の10OVERのランディングに活気付く船内。
船を入れ直すこと数回。
再び、私のスイムライダーにHIT
今度は9.1㎏の良型鰤!



3連発10OVERとはいかなかったが、あの「バラシ」の心の傷は癒えた(笑)

その後、潮止まりとなり、ポイント移動を繰り返すもなかなか魚からの反応は帰ってこない。

最後に、たまたま同船となった今泉氏に、待望の鰤7㎏クラス。
そして、私にも同クラスがHITし、ストップフィッシングとなる。




「逃した魚はデカかった・・・・」とは良く言われる事。
その姿を見る事が出来なかったバラシ。
 正体を見たい。

まだまだ通うしかないですよね。



帰宅し、仲間達から祝福され、初の「宮城県での10OVER」の喜びが込み上げてきた。
毎年、夏から10OVER1本に狙いを定めた宮城県沿岸のジギング
次なる目標は「15㎏」
まだまだ私の夏は終わってない!!




次回は、秋田県能代 日本海ジギングを予定。



2011年10月20日木曜日

岩手 越喜来湾ブリジギング  [柳賢太郎]


あの大震災から7か月。津波で、船が廃船となってしまった越喜来湾 崎浜の広進丸さん。
ここ数年、岩手の三陸鰤の可能性を追求していた船宿のひとつである。

その広進丸の川端船長より、「10月にはNEW第一広進丸でジギング再開出来そう!」
という連絡が入り、早速いつもの仲間達を引き連れ行ってきた。

越喜来湾の鰤ジギングのポイントは水深が90110mと深く、
高低差のある根際やブレイクを攻めるスタイルだ。
ヒラマサと違い「根に行かない」という鰤ながら、
油断していると根擦れラインブレイクの可能性もあるスリリングなファイトが魅力。
一日一回あるかないかのワンチャンスをモノに出来るかがキーワードとなるだろう。

震災から半年あまりで営業再開された川端船長の努力。
再びこの地に訪れることが出来きたことが心底うれしい。



営業再開後の「初ジギング」は先日の109日(日)
釣果は、なんと13㎏と10㎏の大鰤が2本上がったとの事!
その他、ラインブレイクやバラシも数回はあったと船長。
しかも、大鰤をあげたのは宮城の仲間達とあって、何時になく気合が入る釣行となる。

福田氏の13kg

高橋氏10kg


 AM6:00出船
30分後にはポイント到着。バーチカルジギングにて大鰤を狙う。

早速、底から10m程で、私の鉄ジグスイムバード220gピンクホロにバイト!!
難なく上がってきたのは約67㎏クラス。



幸先の良いHITで鰤の期待が持てたが、その後たまに34㎏のワラサが釣れる程度・・・。

船長「昨日と何か違う・・・」
すると、船を囲むように巨大ボイルが!!
なんとイルカの大群。
昨年、私が訪れた際もこのイルカ達に悩まされたが、まさか再び起るとは。
どうやら、越喜来のイルカに好かれているようだ。

イルカがいると釣れない、とはよく言われる事。
しかし船長は諦めず、様々なポイントを回ってくれたが、結果がなかなか出ない。

長い沈黙の後、初の越喜来となる菅野氏がスイムライダー180g アルミシルバーで
6㎏クラスを1匹追加し、この日は終了となる。


スイムライダー丸呑み!



結果、狙っていた10OVER は出せなかったが、川端船長に再び出合え、
そして越喜来湾で釣りが出来、自分達の力を全て出し切ったことで満足な釣行となりました!

船長ありがとうございました!広進丸最高!



次回は、ホームの宮城県 金華山女川沖 鰤ジギングを予定。

2011年10月8日土曜日

宮城県 女川〜金華山ジギング  [柳賢太郎]

今回の船宿は、ねこの島で有名な石巻市田代島の民宿「はま屋」のはま丸。

メンバー5名を乗せた船は鮎川港を600に出港。
まずは、目的ポイントの女川沖へ向かう途中の金華山「仁王崎」周辺をチェック。
このポイントは秋の一つのメインベイト「メロウド」場で、毎年ワラサが数釣れる実績ポイント。
早速、一投目からヒットするが、サイズも2㎏ほどのイナダだった為、ポイント移動。

そして、目的の女川沖「江の島周辺」へ到着。
 船中5名 一斉にジグを投入。
 魚探には反応があるものの、なかなか魚からのバイトは得られない・・・。

船長が業を煮やし(笑)「ブリはこうやって釣るんだ!!」と
自ら6㎏クラスをHIT!!見本を見せてくれた。






船内、その魚体と船長のパワフルファイトで活気付く。
その後、船を数回ポイントへ入れ直ししたところで、ミヨシのハンター塩津氏にHIT
すると、すぐさま、私を除く全員にHIT!!

タモを用意して待っていると、船長が、「反応ビッシリだ!落とせ!!」との指示。

慌てて、スイムライダーShort145gを投下し、ワンピッチからの速巻きで誘うと私にもHIT!! 
船中5名同時ファイト!!






全員無事にキャッチ!サイズは56㎏のナイスワラサ!!

その後は潮が止まり、渋い時間帯が続く・・・・
ジグのウェイトを軽くし、緩い潮に漂わせる様、スロー気味にジャークしていると、久しぶりの魚信。
上がってきたのは34㎏のワラサ。スイムライダーshort125gアルミシルバーにて。





そして、同ジグにチェンジした店長岡崎にもHIT




その後、あまりの渋さに、金華山方面へ移動すると、広範囲に鳥山が!!
 何艘かの船もキャスティングをしている。

早速、我々もキャスティングタックルに持ち替えナブラに打ち込むと、
すぐにシンキングペンシルにイナダがHIT

15㎝クラスのウッド製ペンシルにて誘い出しで狙っていた高橋氏のみ、
パンパンに肥った6㎏クラスが2HIT



まだまだ続く鳥山。しかし船長は、「ここには10OVERはいない」と判断!?
 な・なんと、ポイント移動(笑)  後ろ髪を引かれつつ、再び江の島方面へ・・・

翌日、その鳥山を狙っていたプレジャーボートや遊漁船の話を聞くと68㎏クラスがかなり釣れたという事でした。


船長の目標、そして我々も10OVERを目指し、水深4060mを再度ジギングにて狙う。
宮城県沿岸での10OVERを目指し、試行錯誤で様々なジグ、ジャークで誘う。

Short145gからスイムライダー180gへチェンジし、ローレスポンス気味にワンピッチをすると、すぐさまバイト!

なかなか強烈なファイト・・・。

心の中で78㎏のブリクラスかな・・・と期待しましたが、上がってきたのは56㎏の良型ワラサ。しかし、狙いを定めてのHITに満足の1尾だった。





これにてタイムアップ。納竿となる。

夏から宮城県沿岸のブリ・ヒラマサの10OVERを目指し、足繁く通った仙台湾女川沖。今年は、まだ10㎏の声は聞かれないが、9㎏クラスまでは数尾確認出来ている。

年々、開拓が進み、10㎏オーバーが狙える海域となった仙台湾三陸沖。
まだまだ、私の夏は終わっていません!!


次回レポートは、同じく被災地である岩手県三陸崎を予定!











今回のタックル
ROD: IRONWHIP IWNB-613
REEL: DAIWA ソルティガ4500H
LINE: YGK社 PE3号 フロロリーダー45lb
LURE: スイムライダーShort125175

ROD MCworks RF633LR
REEL:  DAIWA ソルティガ5000H
LINE: YGK社 PE3号 フロロリーダー45lb
LURE: スイムライダー180g~200g