2011年7月25日月曜日

青森県陸奥湾のマダイ  [和田信一郎]


7月に入って、陸奥湾内マダイが連日好調との情報があり早速出船した。
ご承知のとおり、マダイの食性は雑食性で地域・ベイトによって大きく変わるようである。ここ青森県陸奥湾でも、季節ごとに変化する。
春、陸奥湾の入り口付近の平舘沖から始まり、ジグ・インチク・タイ玉に反応がよく、
小魚やエビ類を捕食していると推測される。
スイムライダーショート80g・ロックンシャトルがベストマッチで実績がある。
そして夏以降は、湾内の奥、野辺地町・横浜町あたりのホタテ養殖棚(通称:のし)
に回遊してくると、要はフォールとボトム中心のルアー+ベイト釣りいわゆる
「えさ釣り」に近いものとなる。
この時期は「のし」でのホタテ収穫作業や清掃作業中に寄生した貝類・藻類・ゴカイ等が
付近に拡散する。この「ご馳走」に反応しマダイの食性が変化する。
ここで活躍するタックルは、カーブフォールでゆっくり見せてアピールでる
NatureBoysのメタルバイブレーション「VMATCH」陸奥湾マダイ仕様リグである。
従来のバイブレーションのバランスをカーブフォール専用に設計から
リメイクしたものである。(ルアー写真表示)




少し前置きが長くなったが、実釣報告を。
横浜町横浜漁港「大清丸」さんに、お世話になり出船。
「大清丸」はホタテ養殖の漁師さんで、たくさんある養殖のしに係留してのかかり釣りである。
水深2040m、タックルは、基本、8フィート前後のトラウトロッド
(最近は専用ロッドが各メーカーから出ている)に#3000代スピニングリル。
PE11.5号ラインでセッティング、ルアーは当然「VMATCH」陸奥湾マダイ仕様
リグで2030mキャストして、カーブフォールでアタリを待つ。
アタリは糸ふけから始まり、向こう合わせでタックルを持って行かれたところで
大きくフッキング。
この時期のマダイのアベレージは3kg前後、ルアーウエイト20g前後の
トラウトロッドを使用するライトタックルでのドラグ鳴りっぱなしのやり取りはすこぶる楽しい。

あがってきたのは、3kg超えの良型のマダイ。



その後、計9枚のマダイをキャッチし帰港となった。そのときの釣果は4名船中11枚で「VMATCH」の実力を実感できた。
フォール時の抜群の安定感・鉄ジグ譲りのフラットな形状からの
圧倒的なアピールが大きな特徴である。
釣ってよし食べてよしの青森県NO1人気の釣り対象魚、陸奥湾マダイはこれから
秋口まで楽しめる。秋になるにつれ、どんどん脂ものって美味しくなる。
このレポートをご覧のかたは是非今年挑戦してみては!?




2011年7月21日木曜日

TUBEとシイラは真夏のお約束です!  [親方(竹下恵介)]







このところのヒラマサやマグロのキャスティングブーム。
楽しいですからね。
でも、夏のキャスティングゲームの主役はやっぱり【シイラ】でしょ!
炎天下のギラギラ降り注ぐ太陽の日差し、真っ青な海。
暑いけど何故か、いくつになっても心躍る季節。
真っ青な海にカラフルな背びれを出して腰を振って集団でトップルアーに群がる
シイラゲームには、熱い南米のサンバのリズムが聞こえてきそうな雰囲気さえ有ります。




7月の後半の3連休、例年よりも早い梅雨明け。
連日の猛暑の中、埼玉に有る「タックルショップ ガイド」様の夏の恒例行事に
なっている「西伊豆シイラツアー」に同行させて頂く事になりました。
年を重ねる事に口コミで人気の釣行で、去年からは希望人数が多く
2隻出しの体制に成っています。
お世話になるのは 西伊豆、堂ヶ島のすぐ隣にある仁科港より出船の「龍弘丸」。
ここは民宿も併設していて、そこに皆で泊まるのですが、夕食がまた豪華。
刺身の盛り合わせから何から美味しい料理が食べきれない程いっぱい出てくるので、
そんな美味しい料理で酒飲みながら気の合う釣り仲間達と夜が更けるまで
存分に飽きるほど釣り談義が出来るのもこのツアーが人気の秘密でしょう。

さて、今年は龍弘丸と僚船の安良里港のふじなみ丸で出船です。
数年前から駿河湾シイラゲームもかなり渋く中々釣れない状況が続いていましたが、
今年は一変、近年稀にみる大爆釣でした。
実は個人的には龍弘丸さんには10年以上前からシイラゲームの際には
お世話になっていたのですが、その船長も「今年は10年前の駿河湾に戻ったね!」
と魚影の濃さと爆釣ぶりを喜んでいました。
サイズもアベレージで1m、揚がってくるシイラの半数以上が明らかなメーターオーバー。両日2日間、両船2隻共に100本超え。
数、サイズ共に充分堪能出来たシイラゲームでした。
マグロキャスティングの外道として釣れるシイラは少し嫌われ物的な存在ですが、
ちゃんと「シイラタックル」でやる「シイラゲーム」はとても楽しくとても
ゲーム性の高いルアーフィッシングです。








特に天気の良い夏の日の駿河湾のシイラゲームは突き抜ける様な青い大空の下、
大海原で富士山を真正面に見ながら、富士山に向かって、思い切りキャストする様な気分でとても気持ち良いですよ。
「ええ~~シイラ~~」なんて言わずに夏は夏しか出来ないゲームで楽しみましょう。