2011年4月20日水曜日

北の国から  [kats]

震災の影響でなかなか釣行に出られない日々が続いていますが
凪のいい日を見て時々ですが足を運んでいます

そんな中なのでなかなか釣果に出会えないですが
先月何とか釣果に出会えましたので画像送ります。







2011年4月19日火曜日

春の京都・宮津沖のジギング  [窪田浩行]

ブリが絶好調とのお誘いを受け、京都へ出掛けてきた。
サクラ満開の春とはいえ、さすが日本海はまだ寒い!
前日の東京が25度もあったものだから、
冷たい空気に気持ちが萎えてしまいそうになる。

しかし、海の中は中々ホットで、期待にそぐわぬ結果が出た。


一流し目からこのサイズ連発。
約9kg。
ランディング後に口から吐き出したベイトは、


まさにマッチ・ザ・ベイト!
この日は、Swim Riderショートに釣果が偏った。




ダブル、トリプルヒットも何度か有り、
最後はクーラーに入らなくなりブリをリリース、なんて場面も。

同船者全員ヒットで,春の日本海を楽しむことができた。





お世話になったのは、宮津のワープゾーンさんの北斗。
大きな船で非常に楽しく釣ることができた。
お問い合わせは、
090−3264−6618 キャプテン山本さん
info@warpzone.jp

2011年4月9日土曜日

青ヶ島のショアジギング  [パパ大津留]

青ヶ島は、八丈島から南に70キロ。人口が僅か200人ほどの島だ。
すり鉢状の2重火山で、集落はその北側の高台に集中する。
カルデラの中に周回道路があり、カルデラの外山のトンネルを抜けて、
三宝港に抜けるのだが、その港は南西側の崖下に作られているので、
天候によっては全く船がつけられない。
まさに、人を寄せ付けないような雰囲気を持つ離島であろうか。









八丈島には青ヶ島出身の友人も多い。そんな友人の安彦ちゃんが、
「パパ~、青ヶ島は良いぞ~。特に春はキハダが入るから。
 防波堤でバンバン釣れるよ~」
「いつ頃が良いんだ~」
「そうだなあ~、4月か5月だろう」
そんな話から、5月はゴールデンウィークやJ1グランプリがあるから、
4月に釣行する事に決めた。

八丈島の八重根港から還住丸が出航している。
しかし、6割と云う高い欠航率なのでリスクが多すぎる。
そこで、アイランドシャトルと云う9人乗りヘリコプターで向かう事にした。
島について、まずは村役場に向かう。
安彦ちゃんの友人が居るので情報を聞く事にした。
「どもども、来ましたけど、防波堤の釣り。釣れますかね~」
「釣れない(キッパリ)。だって時期が悪いもん」
「安彦ちゃんが良いって言ったんだも~ん」
「あいつ、嘘つき」
「あ~、そうですか(渋)」
ともかく、防波堤に行って釣り開始。
やはり、状況が良くないのか釣り人が1人、ぽつんとエサ釣りしているだけ。
その人も「釣れね~よ~」と言って帰ってしまう。
なにしろ、一つの港に2本の防波堤。そして左の高場に足場があるだけ。
この狭い港以外は釣り場がないのだ。左の防波堤、右の防波堤、
共に全くベイトが見えない。そこで、高場に上がると僅かに、
左前の浅く盛り上がった根の際にベイトが跳ねた。
すかさずキャストから23回ジャークすると、スイムライダーショートの
80グラムが引っ手繰られた。大型ではないが、カンパチだろう。
寄せて引き抜いたのが1.5キロほどのショッコ(小型カンパチ)だった。






その後、同じサイズをもう1尾追加し、同行の石井も一尾釣り上げ、
その日は終了した。

翌日は、早朝に入ったが潮が全く動かない。
前日、安彦ちゃんの友人の漁師が、キハダマグロが沖の潮目に入っているが、
それは10時頃に寄るので、その時間帯がチャンスだと言う。
取りあいず、朝食を食べてから出直す事にした。
9時頃に右側の防波堤に入る。
右の浅瀬にベイトはあるが、目指すのはキハダマグロだ。
正面の潮目に100グラムのスイムライダーショートの遠投を繰り返す。
しかし、全くメタルジグが追われる様子はない。
右側の、ベイトのいる辺りをキャストしていた石井に、
前日と同型のカンパチが食い付いた。
そのサイズは、僅かにベイトが入ると活性して来る。しかしサイズは小型だ。
しかし、あまりにも釣れないと、小型でも良くなるのがアングラーの心理。
結局はキハダを諦めて、私も小型を虐める事にする。
この日も、やはり同サイズを5尾ほど釣って終了。





この2日間で、確かに釣れないからであろうか、
この防波堤では僅かに23人しか釣り人が入っていなかった。
そして、その釣り人達は誰一人として魚を釣っていないのだから、
実際に良い状況では無かったろう。
それでも、僅かなギャラリーが、我々の釣った小型のカンパチを
見て驚くのだから理解は出来る。
最終日は、早朝の1時間だけ、私は左の防波堤に入る。
潮目が出来ていたので、石井も呼んで2人で攻める事にし、
そこで60センチのダツを釣り、石井もショッコを釣って終了した。









今回の釣行は、決して良い釣果では無かったが、
それでも精一杯の釣りであるから悔いは残らない。
水温が前日あたりから高水温になった事と、時期的に外した事もあるだろう。
しかし、沖では2030キロのキハダマグロが跳ね、
可能性が全くなかった訳ではない。
ただ、スイムライダーのショート80グラムで、それなりの釣果を上げた事と、
青ヶ島のショアジギングの楽しさを満喫でき事が今回の収穫であろうか。
これを、次回のリベンジにつなげたい。

ジギング研修  [パパ大津留]


ネーチャーボーイズのニュースタッフ、鳥澤君のルアー研修を
八丈島で行う事になった。
といっても、そんな大げさなものではない。彼は、関西出身である。
琵琶湖あたりで、ブラックバスなどの釣りは、既に相当やり込んでいる。
全般的な知識は持っているだろう。
ただ、ソルトウォータフィッシングに関しては、
ショアのキャスティング少々と云う感じだろうか。
その為にオフショアを中心に、私がセミナー風に教える事にする。





彼は浜松町(東京)の竹芝桟橋から東海汽船に乗り、
10時間かけて八丈島に到着した。
到着後、コーヒーのブレークタイムから早々に講習を始める。
まずは、ネーチャーボーイズのスピニングノッターを使った
PEラインの結束や、様々な結び方を教える。まあ、覚えは早いようだ。

「鳥澤君。ジギングは体力も持久力も要るよ。
でも、まあ若いから大丈夫だと思うが、頭で覚えるより体だね~」
多少、インテリっぽい風貌で細身の体だから、冗談っぽく話かけると、
「大丈夫です。私は運動神経わるく無いっす。持久力もあります。」
う~ん、中々骨がありそうだ。
どちらかと云うと体育会系の私だから、ハッキリ言われた方が教えやすい。
それに、このノッター作りは、けっこう指の力が要る。
「ほら~、ハーフヒッチの締め込みが弱い、歪んでる。
60ポンドでこんなんだったら、100ポンドや130ポンドじゃ結べないゾ~。
何回でもやってみろっ!」
「わかりました、こう上下を交互にですね」
「違う。上下だと力の入り方が安定しない。右左に交互だよ!」
「はいっ。何回もやってみマッス」
「お~、根性だ」
この日は夜までノッターの講習が続く。
これで、上下関係、師弟関係が築かれたようだ(笑)。



翌日は道具の手入れ方法。と云ってもパパズインのレンタルタックル
の手入れで、これが相当の数がある。
磯釣り、エサ釣り、大物泳がせ釣り、ジギング、キャスティング、
トローリング。全て合わせると50本を超える。でも、黙々と頑張った。
そして、その翌日はいよいよ始めてのジギングの講習である。
支度をし、早朝の6時に出船。船酔いはしないらしいが、
一応酔い止めを飲ませて港から20分のポイントに走った。

やや波は高かったが、それでも船酔いはない。まずは、船の立ち位置。
膝の使い方やフォーム。そして、スピニングタックルの講習から始める。
何しろ慣れてないジギングで、メタルジグはスイムライダーの350グラムである。
はじめはギクシャク、力は入るがジグは思うように動いてくれない。
「お~い、もっとゆったりでも良いから。そんなんじゃ直ぐに疲れてしまうよ。
ロッドを下向きに、握りを柔らかくリラックスして」
そして、段々サマになって来た。
そして、何かがヒットしたらしい。ユックリ引き上げるとジギングでは
珍しい「アカイサキ」である。




「わ~、なんか大丈夫ですか~。でも、なんか嬉しい」
「大丈夫、美味しい魚だから。でも、もっと大きいのが釣れるよ」
今度は、ベイトタックルを試す。本人はコチラの方が扱いやすいようだ。
スムーズに動かしている。




大丈夫そうなので私もスイムライダーの300グラム
(シルバーホロ)を装着し、ジギングを始める。
まずは「アカヤガラ」釣れてくる。




「コイツが釣れるようだと、潮が動いてないんだよ~。ポイントを変えよう」
そして、港から40分ほどのところに移動する。
ところが、今度は潮が速すぎる。
慣れない鳥澤君だから、着低が判らずラインを根掛りさせててしまう。
これも勉強だろう。タックルを取り替えて再挑戦だ。

次にポイント移動したところで、私に大型がヒット。
PE2.5号、リーダーが60ポンドなので内心はヒヤヒヤだったが、
彼にやりとりの説明をしながら上がって来たのが
10キロの丸々したカンパチだった。





そして、そのまま2時間ほどそのポイントを攻めただろうか。
その頃にはかなり疲れてきたが、逆にそれが良かったのだろう。
ユッタリでコンパクトだがスムーズな振りになってくる。
そして待望のカンパチのヒットである。教えた通りのやり取りから、
ようやく初カンパチを釣り上げる事が出来た。
「やった~、良かったな~」
「はい、嬉しいです」
ハイタッチから、3キロクラスのカンパチを持ち上げ写真に収めた。




島で3キロは小型だが、それでも渋い中では嬉しい一尾だ。
これでジギングをマスターしたとは言えないが、中々センスも良い。
釣りの上達は、その姿勢であり場数を踏む事だ。

鳥澤君は、これからマダマダ上達するだろう。



2011年4月8日金曜日

春マサシーズン 中盤戦  [満永章月]

3月27日、福岡市港町の功勝丸さんでジギングメインでヒラマサを狙ってきました。

午前5時30分に出船し、航程1時間程で小呂島付近の漁礁に到着しました。
しばらくすると、下げの潮止まりになります。潮止まりまでは、
特に集中してやってみることにしました。

水深は60M。反応はボトムから20Mまでで、特に20M付近が良い反応のようです。
まずは、スイムライダー150gを使用し、ボトムから25Mまでを探ってみました。
すると、いきなりボトムから20Mほどでヒットです。
引きからして小型のようでしたので、ゴリ巻きでランディング。
ヒラゴサイズでした。

幸先の良いスタートですが、喜んでばかりはいられません。
潮止まりまであとわずかです。潮も緩んできました。
今度は、スイムライダー120gをセットし、同様にボトムからワンピッチで探りました。 


今度もボトムから20Mでヒットです。
今回は、先ほどより若干のサイズアップのようです。
丁寧に遣り取りし、ランディングしました。
4.9Kgの痩せたヒラマサでした。






いずれもボトムから20Mでのヒットでした。
ボトム付近の個体が追ってきて食ったのか、中層の個体が食ったのは判断できませんが、 
シーズン中盤でのこの水深であれば、春マサとは言えしっかりボトムを取った方が
良さそうです。




この流しで潮が止まり、反応はあるのに食わない状況になりました。
20分ほど移動し、80Mの漁礁もやってみましたが、状況は同じです。
潮止まりの時間を利用し、100M超漁礁まで大きく移動することにしました。

40分後に到着。
上げ潮が動き始めたのか、船は0.4ノットでジワリと流れます。
この漁礁はかなり高さがあるため、ボトム付近でヒットさせるとラインブレイクの確立が非常に高くなります。
ボトムから15Mほどは高速のジャカジャカ巻きでやり過ごすか、
風・潮が緩くライン放出が少なくタナボケの心配が無い場合は、
敢えてボトムを切る攻めが必要となります。

スイムライダー200gをセットし、ボトムから15M~45Mの範囲を丁寧に探りました。
二流し目、ボトムから30M強で食い上げる様な前アタリの後、ドン!とヒットしました。 

今度はさらにサイズアップのようです。
PE40lbを使用したミディアムライトタックルでしたが、30M以上ボトムを切っているので、楽しく遣り取りが出来ました。

ヒラマサ8.3Kgでした。
(後ろにフィールドテスターの藤本さんが写っているのはご愛嬌ということで・・・) 







その後、七里ケ曽根で7Kg前後のヤズを2本と3Kg弱の小型カンパチを追加して
終了となりました。
ヤズはスイムライダー120gのスロージャーク、カンパチはジャカジャカ巻きとスローのワンピッチのコンビネーションジャークでのヒットでした。










春マサシーズンも中盤戦に入りました。
中盤以降になると、中層に浮いた反応が多くなり大型のヒラマサがジギングで
獲りやすくなります。
残り1ヶ月、スイムライダー&スイムバードを武器に、数多くフィールドに出ようと
思っております。



満永章月ブログ