2011年3月24日木曜日

春マサジギング-シーズン初期は深場でも高活性 [満永章月]

3月19日、今回も福岡市港町の武蔵丸さんで、壱岐方面へ行って参りました。
今回は、ジギングのみの釣行で主にヒラマサを狙いました。
早朝は風が強かったこともあり、普段より遅めの午前7時50分に出船です。



水深45Mの瀬周り、浅場の漁礁を試してみるもあまり反応が良くありません。
下げ潮が動き出す時間になりましたので、少し移動し85M漁礁でやってみることにしました。

大潮2日目の下げ潮、船は3.0ノット近くで流れます。
ライン放出も多く、あっという間にポイントを通過してしまうので
釣り自体はやりにくいのですが、釣れる潮です。
スイムライダー200gを使い、ボトムから40Mまでの範囲を攻めました。
予想通り、一流し目からヤズがヒットし、次の流しでもヤズを追加出来ました。

その後、ミディアムのワンピッチで再びヒットです。
今度は、先ほどのヤズより頭を振ります。ヒラマサの予感?
落ち着いて遣り取りし、4.8Kgのヒラマサをランディング。





その後も、まだまだ釣れ続く雰囲気でしたが、
下げ潮が動いている時間に大本命ポイントである100M超漁礁をやってみることにしました。
20分間移動し到着。
相変わらず、潮は動いており船は2.5ノット前後で流れます。
100M超をドテラで攻めるのですが、船長によると攻略の概要は以下の通りです。

・ジグは入れ直さず、ラインが出ても可能な限り遣り続ける。
・漁礁が立ち上がっているので、ボトムで掛けない。
「長い時間ポイントにジグを入れ、ラインブレイクを避ける工夫をしなさい」
ということなのでしょう。

タナボケ防止のため、今回はしっかりボトムを取りボトムから15Mはジャカジャカ巻き、
それから30M上までを攻めました。
3回ボトムを取ると、ラインは150M以上出ます。
ラインが斜めに入っている分、実際にシャクるのは60M以上になります。

三流し目、ラインが160M以上出た状態からジャカジャカ巻きで15M、
その後の23シャクリ目でヒット!
先程より若干サイズは良さそうですが、ボトムを切っているので安心して遣り取りが出来ました。
6.9Kgのヒラマサです。
ヒットルアーはスイムライダー230gでした。





その後、スイムライダー300gでヤズを1本追加。
300g以上のジグは、遠征等でのディープ専用と思われがちですが、北部九州においては普通に使用出来るジグです。
特に潮が早いドテラ流しの時には有効だと感じております。






これで終了ではありません。
実は今回の釣行で、驚くべきことが起こりました。
私が愛用している「IRON WHIP 613」を船長にも試してもらっていた時の出来事です。 






100M超の漁礁ポイントで船長がヒットさせました。
かなりの大型でしたが、落ち着いたファイトで水面直下まで浮かせました。
「デカイ!!」
久し振りにに見る大型ヒラマサです。
大ダモを2つ用意し、頭そして尻尾を掬おうと、タイミングを計っておりました。

その瞬間・・・

巨大なサメが水面を割って飛び出し、凶暴な一口でヒラマサを食いちぎっていきました。 






一瞬の出来事でした。
まさか玄界灘で・・・しかも水面上まで出てくるとは・・・
本当にビックリする出来事でした。

この部分で8K弱ありました。
昨年、船長が釣り上げた26.3Kgのヒラマサのカラー魚拓と頭部を比較したところ、
今回分がわずかに小さかったとのことです。
推定20Kg前後だったと思われます。

本当に何が起こるか分からない春マサシーズン。
GW終了までの間、油断が出来ません。
シーズン終了まで、可能な限り足を運びたいと思っております。




満永 章月ブログ

2011年3月18日金曜日

IRON WHIP のポテンシャル [親方(竹下恵介)]

昨年リリースされた、MCワークスさんとのコラボによる
「鉄の鞭」と名付けられたロッド、IRON WHIP。

PE3〜5号、JIG150〜240g ディープ対応の594。
PE2〜4号、JIG90〜200g と幅広く使える613。
そして、今年発売される
PE1.5〜3号、JIG65〜150g 対応のライトな622。
そして、ベイトモデルの
PE2〜4号、JIG90〜200g対応 573B。
(先の前2桁が長さを示し,最後の数字がベストなPE号数、またはパワー表記
になります。)



622の良い曲がり!



昨年秋の北九州と、今年2月の沖縄本島への釣行で各ロッドの
ポテンシャルを充分体感することができた。


IWNB−573Bプロト



まずは573B。北九州でヒラマサは出なかったものの、
ヤズ(関東のイナダーワラサーブリを、九州ではヤズーブリと呼ぶ)クラスには
多少のオーバーパワー感を感じるものの,細身・軽量のブランクスは良く曲がり、
それは楽しく遊ばせてもらった。
3パワーに関してはスピニングも同様のスペックが記載されているが、
沖縄釣行でビックリするようなポテンシャルを見せつけられることになった。

同行した窪田氏が,水深80mラインで掛けたGTのパワーを凌ぎきり、
ちゃんとリフトして浮かせてしまったのである。
惜しいことに残り20mという所でシャークアタックに遭ってしまうが、
船上に揚がった魚体は少なく見積もっても余裕の30kgオーバーを想像できる上半身。
常識では3パワーにPE3号で太刀打ちできる魚ではないが、
なんとかしてしまう、このロッドのポテンシャルには驚きを隠せなかった。


IWNB−613


話を573Bに戻すが、ローレスポンスのようにジグを動かすならば
Max250g位まで大丈夫かと感じた。







そして、今回の沖縄で私がメインに使った622だが、手にとってビックリ!
これがオフショアロッドか?! と思えるくらいの軽さ。
ブランクスも細身で、「これで大丈夫か?」と心配がよぎるが、
使い出して魚を掛けた瞬間、そんな心配もぶっ飛んだ!
5kg程のカンパチには余裕のリフティング。
中型の根魚系に対してもバットパワーで底から引き離してくれる。
細身のブランクスは良く曲がり、良く粘ってくれて10kgクラスの
魚までは渡り合える、十分なパワーを秘めていた。
操作性も、プロトで使ったニュータイプのSwim Rider 135gを
思うように「飛ばせ」、疲れ知らずで一日を過ごすことができた。

新たに2アイテムが増え、シリーズ4本となったIRIN WHIP。
各ロッド共にとても頼れる、それは楽しい竿に仕上がっている。


親方のブログ
[筋肉だけじゃ釣れない???]

春の沖縄ミーティング! [蟹沢和江]






冬の北海道を脱出して、サクラの咲く沖縄ミーティングに参加です!
今回のメンバーは、北海道から魚鬼さん、静岡から竹下さん、宮崎から窪田さん、
青森からは我らがボスの和田社長、そして私の計5名。

218日から3日間の釣行予定でしたが、出航出来たのは19日の1回のみ・・・
しかし、この日が熱かった!
気温こそ沖縄にしてはやや低めだったが、皆さんのテンションは朝から高めです。

8時過ぎ、那覇市沿岸漁港から、遊漁船はなぶさ(西條船長)で出航、ケラマ堆へ。
今回はプロト達の試釣り!
ポイントに着きちょっと皆さんより遅れてスタートした私・・・
バードの220gシルバーホロでカンパチを狙います。
2回目のしゃくりでヒット、久々の感触で、ぎこちなさは否めませんが、
なんとか1本目をゲット(^^)v  船内もカンパチが皆さんに立て続けにあがっている。

この日の私は、プロトのバード220gと相性が良く、魚鬼さん、竹下さんとのカンパチトリプルヒット、竹下さんとアオチビキのダブルヒットと面白いように釣れる釣れる!
写真を撮られるのも得意気のどや顔になってます(^^








皆さんからのアドバス通りスローピッチのショートジャークが功を奏し、
念願通りカンパチをGET。
そんなこんなで盛り上がる船内に一際大きなあたりを手にした人が・・・
窪田さんのロッドが大きくしなっています!ただ事ではない大物かと、
固唾を呑んで見守っていると、途中で『あれ?』の一言。
しかしまだ獲物はしっかりとかかっていいて、数分のやり取りの末にあがってきたのは、
なんと半分くらいサメに噛み切られたGT!
この大きさのGTを一口で噛み切るサメが居るのですね、沖縄恐るべし。
血の臭いでサメが集まるので、ポイントを移動し、夕方になり今回の釣りは終了。

その後場所を居酒屋さんに移し、ボスの釣り上げたアカマチをフルコースで堪能!(^^)!
お腹がアバサー(ハリセンボン)に成りそうなくらいの料理でした。



 
沖縄は時期やポイントによりいろいろな魚種が狙える魅惑の地!
しかも何故か海が女性に優しい様な・・・
釣りだけではなく、言葉が通じて南国気分が味わえるので、是非お勧めします。

2011年3月17日木曜日

春マサシーズン開幕ーボトムを捨てる勇気 [満永章月]




3月上旬、福岡市港町の武蔵丸さんでヒラマサメインの釣行に行って参りました。
当日は小潮の最終日。潮が動いてくれることを願いいつつ、午前6時に出船しました。 



下げ止まり前に最初のポイントに到着。壱岐北東沖の水深50M漁礁です。
まずは、スイムバード180グラムでスタートです。
ところが、ドテラ流しにも関わらずラインはほとんど垂直に入ります。
ジグも潮を噛んでくれません。

釣れないパターン・・・

コースをずらし数回流しましたが、船中ヒットがありません。
その後も、隣接する50M~90Mまでの漁礁・瀬を叩いて回りましたが、
魚からのコンタクトはありません。
潮止まりの時間を利用し、大きくポイントを移動することしました。



25分後、平瀬に到着。
水深75Mから42Mまでのカケアガリを流すことにしました。
上げ潮が動き出したのか、0.3ノットほどですが船はジワリと流れます。
スイムライダー180gでボトムから中層までを丁寧に探ったところ、
7シャクリ目でヒット。

カケアガリ頂点の手前、45Mでのヒットです。
引きからして小型のようですが、船中一本目なので丁寧に遣り取りしランディング。
2Kg強のヒラゴでした。

その後も期待してシャクリ続けましたが、アタリません。
100M漁礁、さらに七里ケ曽根の下(シモ)の深場・中の瀬を攻めますが全くダメです。 

我々だけでなく、他の遊漁船も相当苦戦しているようです。
再び下げに入り、壱岐に戻ることにしました。



ニュー漁礁を経由し、最後のポイントは85Mの連続漁礁です。
下げが効いているのでしょう。良い感じで船が流れます。
船長のアナウンスによると、ボトム及びボトムから30~45M付近に
ポツポツ反応が出ているとのことです。
一流し目、同船者にアタリがあり2Kgクラスのヤズがランディングされました。
二流し目も相当数のアタリがあり、同サイズ~3Kgまでのヤズが数本追加されました。 

ここまで、スイムライダー180gをスローで動かしていた私にはアタリがありません。
どうやらシルエットの小さいジグやハイスピード→ストップ・スロー等の
コンビネーションジャークにアタリが集中している模様です。




最後の流しになりました。

水深85Mのドテラ流しでのジギングですので、2~3回底を取るとラインは100M以上出ます。
そういう状況で、ボトムの反応とボトムから50Mまでの反応を攻めるとなると、
かなりの回数(時間)シャクリ続けなければなりません。
スパンカーで船を立てないのでポイントに留まる時間が短いことも考え、
ボトムを取らず上の反応に集中して攻めることにしました。

かなり勇気のいる決断です。

70Mラインを出し、そこから40シャクリ。そして、再び70Mラインを出し40シャクリ・・・
そして、3度目の28シャクリ目でヒット!
ヒット直後はあまり引きませんでしたが、数秒後走り出しました。
中型サイズ以上のヒラマサのパターンです。
若干ドラグを出されましたが、ラインを確認するとボトムまで25M以上あります。
余裕を持って遣り取りが出来、最後は船長が差し出したネットに誘導しランディング。 

ヒラマサ11Kgでした。

小型のヤズが好むジャークパターンやジグサイズに流れなかったこと、
ボトムを捨て上の反応を集中して攻めたことが功を奏したのでしょうか・・・
まだ3月上旬ですが、一部春マサパターンに入っているようです。

ヒラマサが吐き出したベイトです。
消化して魚種は判明しませんが、かなり大きいベイトを捕食していたようです。
小さいジグを選択しなかったことが正解だったことが実証?
(それでも、マッチ・ザ・ベイトには程遠いジグサイズですが・・・)






スイムライダーを使い始めて5回目の春マサシーズン開幕。
今年も大活躍の予感です。





満永 章月のブログ
[疑似餌釣りに出掛けよう!]

2011年3月10日木曜日

Nature Girlsー女子でも釣りが好きなのだ![藤本純子]




今回は女子会と称し、中央区港町の功勝丸(こうしょうまる)さんに
乗り込んで参りました。


女性割引・初乗船割引も有りビギナーや釣りガールにおすすめです!
船も大きく二階からも投げる事ができます。印象はフェリーみたい♪
ゆっくり休んで行きたい方には最高ですね☆


マグロキャスティングメインで七里ケ曽根に入りましたが、
朝のサンマタイムも短く、田崎船長より
『次は、11時くらいからだからジギングで時間を待ちましょう』と声が掛かる。
ジギング初の彼女にタックルを準備し隣でシャクリ始めましたが…
スカスカ(=。_。)
水深は85m
ジグを何回シャクって落としても真下に入り潮を咬まない… 
午後からは2.5mへと時化予報だが? 風も弱り日が射すと暑いくらい。 

満潮前になりやっとアタリがきた!
バード170グラムを少し投げ斜め引き ショートピッチでヒットした!
ヒラゴサイズだが久々の走りに笑みがこぼれる。 



潮は変わらずスカスカなので彼女のジグを170から150グラムに変更した。
するとスローピッチだったがやや上でヒット!
『ハンドルが全く巻けん-!!』と苦痛の表情。
船長と私は大爆笑しながら応援! 
『休憩したら魚も元気になるけんね!』
『小さいのにこんなに巻けんとかだったら恥ずかしい-』
と言ってましたが、何度もドラグを出されつつも無事タモ入れ。
入った瞬間フックが外れた。
『危なかったねぇ』って、田崎船長サイズはー(°□°;)!?




『ぶりぶりのブリー!!』
超デブッちょなメタボブリです!!
初ジギングで10キロとは男子もビックリです。
握手・ハイタッチと抱き合って喜びまくり、歓喜が七里に響き渡った。



終始渋い中、マグロタイムもやって来ましたが30m先と届かない所だったり、
漁師さんの前で行けなかったりと最近の中では珍しく活性の低い日でした。
『最後に漁礁を3箇所寄りつつ帰港しま~す』のアナウンス。 
後半に私達二人ヒラゴを追加し納竿となった。
ジギングだけで望んでいればもう少し数は出たと思われますが、二兎追うものは… 
贅沢な釣行に感謝です。






今回の反省点は投げメインと踏んでいた事とタックルを二人分用意した分
ジグを少な目に絞ったのが裏目に出てしまいました。
大潮→中潮後、時化
水深90m前後180~230グラム中心にしていましたが、
実際必要だったのは120・130・150グラムでした。 
予報も外れベタ凪ぎになったのも想定外。 
次は更に万全な体制で挑みたいと思います。
私のミッションは彼女に釣ってもらう事だったので、大成功です!(b^ー°)
翌日からの筋肉痛までは責任とれないので、しっかり湯船に浸かりほぐしましょう☆(笑)